教育しちゃおうかなあ

楢諦

国を安泰にする方策として七つのことがあり、国を危険にするやり方として六つのことがある。 

安泰にする方策。第一は、賞罰は必ず事の是非に従って行なうこと、第二は、禍福は必ず事の善悪に従ってくだすこと、第三は、殺すも生かすも法のきまりどおりに行なうこと、第四は、優秀か否かの判別はするが、愛憎による差別はしないこと、第五は、愚か者と知恵者との判別はするが、誹ったり誉めたりはしないこと、第六は、客観的な規準で事を考え、かってな推量はしないこと、第七は、信義が行なわれて、だましあいのないこと、以上である。  

危険にするやり方。第一は、規則があるのにそのなかでかってな裁量をすること、第二は、法規をはみ出してその外でかってな裁断をくだすこと、第三は、人が受けた損害を自分の利益とすること、第四は、人が受けた禍いを自分の楽しみとすること、第五は、人が安楽にしているのを怯かして危うくすること、第六は、愛すべき者に親しまず、憎むべき者を遠ざけないこと、以上である。こんなことをしていると、人々には人生の楽しさがわからなくなり、死ぬことがなぜいやなのかもわからなくなってしまう。人々が人生を楽しいと思わなくなれば、君主は尊重されないし、死ぬことをいやがらなくなれば、お上の命令は行なわれない。


韓 非. 韓非子 第二冊 (岩波文庫) . 株式会社 岩波書店. Kindle 版.


昔の左は、右もだが、自分の命なんて、なんとも思わなかった。名誉も惜しくはなかった。というより、自分を守ることを恥じた。


死に対する恐怖や不安が、死後も継続しているとは思えない。必要なのは、常に合理的な選択をすることだ。してみると、恐怖や不安というのは、無駄な感情なのかも知れない。


智に働けば角が立つ情に棹させば流される。さほど賢くない人間が、勘違いして智に働くと、禪院甚爾みたいな人に負けてしまうのである。

けれども、これは重要な発達課題だ。五条悟に、反転術式を覚えさせるための。