どっかに凄腕の詐欺師いねえかな?

楢諦


ワシは騙されたいのかも知れない。ワシ以上の詐欺師に逢いたい。


ソイツは凄腕ゆえ、詐欺師とは呼ばれぬ。


物理的現実を重んじる立場からすれば、紛れもなく詐欺師であるが、誰もソイツのすることを詐欺だと思っていないので、この社会的現実のために、ソイツが詐欺師と呼ばれることはない。


畢竟、己の虚栄心に勝る詐欺師などいない。


詐欺師は他者の虚栄心を、積極的に活用するはずである。